第5回ウェルネスライフジャパンの開催報告
去る10月5日(月)~7日(水)パシフィコ横浜にて、第5回ウェルネスライフジャパンが開催されました。
今年は新型コロナウイルスの影響により、残念ながらウェルネスフードアワードやレセプションパーティーなどは中止となりました。
しかしOYATSUシンポジウム「機能性おやつ(OYATSU)のこれから」や、SDGsを踏まえてのウェルネスフード市場における成長分野をテーマとしたセミナー、そしてウェルネルベンチャーサミットを実施することができました。
セミナー以外にもOYATSUカフェを設け、各企業様からの情報発信やサンプリングをお届けしました。
会期中3日間、約2万人の方々に本展示会へご来場いただき、盛況な開催となりました。
今後も世界中で要望が高まっている健康でQOLの高いウェルネスライフの実現をサポートできるようつとめてまいります。
ご講演いただいた講師のみなさま、ご来場いただいたみなさま、誠にありがとうございました。
会期:10月5日(月)~10月7日(水)10:00~17:00まで
会場:パシフィコ横浜
主催:ウェルネスライフャパン実行委員会
共催:一般社団法人ウェルネスフード推進協会
◆OYATSUシンポジウム◆
「美味しく、楽しく、機能的なOYATSU de ココロとカラダの健康増進」
ウェルネスライフジャパン実行委員会であり当協会会長の矢澤先生に座長を務めていただき、OYATSUシンポジウムを開催いたしました。健康のためにOYATSU(間食)の大切さが広まる中、そこに機能性が加わればOYATSUの価値がより高まる。そして何よりもOYATSUにはサプリメントでは補えない「美味しさ」と「楽しさ」が魅力である。私たちに必要なOYATSUとは?をテーマとし、多数の聴講者の皆様にご参加いただきました。
またOYATSUカフェを展示会場内に設け、各企業様からの情報発信やサンプリングを実施し、よりOYATSUの重要性を理解していただける場となりました。
◆SDGsを踏まえ、今後のウェルネスフード市場における成長分野を考える◆
講演1では、日経BP社 西沢 邦浩氏より、SDGsの達成目標の多くはウェルネスフードとのかかわりが深い。こうした目標を実現する方法論の一つとして、代替食(代替肉)が世界的な関心を呼んでいるが、そもそも日本には多彩な大豆食と植物食材を使った精進料理という昇華した代替食文化がある点を中心にご講演いただきました。そしてこのような伝統和食が持つ方法論や価値を再発見するとともに、世界の動向を踏まえて、今後、SDGsの流れの中で必要とされるウェルネスフードのあり方と可能性を見出すことの重要性を学びました。
講演2では、株式会社グローバルニュートリショングループ 代表取締役 武田 猛氏より、ウェルネスフーズのグローバルトレンドを俯瞰しながら、「サスティナビリティ」の視点で解説をいただきました。そして「サスティナビリティ」は、ウェルネスフーズのメガトレンドとして極めて重要なトレンドになっており、このメガトレンドは様々なトレンドに影響を与えていることを学びました。
◆ウェルネス領域 コロナ禍におけるパーソナライズの近未来◆
コロナ禍の健康管理を、自分らしさ・自分仕様にどう応えて対応すべきか?
新型コロナウイルスの影響拡大をきっかけに興味を持ったことトップ3は、「健康、医療、病気」17.0%、「節約」15.6%、「無料動画配信サービス」15.5% と言われています。さらに約4割の消費者がコロナによって自身が経済的影響を受けると考えており、商品やサービスの価格に対する目線はより厳しい状況となっています。
こうした状況をふまえ、本セミナーでは「健康」管理に繫がる「ウェルネス領域」において、自分らしさ・自分仕様の追求とは?その先に生まれるものは?近未来像は?を4社の企業様にご参加いただき探ることといたしました。
株式会社Tech Doctor 代表取締役社長 湊 和修氏、株式会社メディウェイズ 代表取締役 小林 靖氏、フリーフロム株式会社 代表 山崎 寛斗氏、株式会社asken 執行役員 天辰 次郎氏よりプレゼンテーションをしていただきました。その後のパネルディスカッションでは、株式会社スポルツ 里見 将史 氏にファシリテーターをお願いし、コロナ禍における健康管理とパーソナライズについて活発な意見交換の場となりました。
以上